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2002年06月

フライを咥えたまま水底に戻るイワナ


2002.6.8 長野県千曲川支流 

 このところ道志でスレきった魚を相手にしてFFに対するストレスが溜まっていた。それを一気に晴らしたいと思い長野の渓を目指した。標高が高くても昼間は暑い。そういえばFFを始めるきっかけとなった、去年SPWが行われた駒出池キャンプ場もそうだった。

 メインで釣り上がろうと思っているところの少し下流でスタートし、岩と岩の間からイワナがフライに飛び出てくるのを見て、イワナって本当に岩魚なんだと実感&納得。何度かアタリはあるもののなかなかフッキング出来なかったが、なんとか最初の1尾と出会うことができたので上流に向かう。
 道の脇には何台もの車があるのでどんどん上流に向かうとキャンプ場に着いてしまった。もう少し下流から釣ろうと思っていたのだがしょうがないのでキャンプ場に車を止め、入漁券を購入して川へ入る場所を聞く。
 サイト脇からすぐですよと教えてもらい川へ入るが、ほとんど水がないのでどうしたものかと思いながら釣り上がる。さすがにこんな浅いところにはイワナもいないだろうと思いながらも、ところどころにあるほんの小さな落ち込みにキャスト。遡行を続けるうちに、なんとバシャっとアタリ。透明な水と白っぽい岩と同化した薄い色のイワナがヒットした。信じられなかったがこんな渓にも魚はちゃんといるのだ。

 そうしているうちに渓に水が無くなってしまった。ふと上流を見ると開けた場所があり、その向うから水音が聞こえてくる。覗いてみるとまさに求めていた渓だ。なんと更に脇の小渓を釣りあがっていたのだった。いまさら下流に戻るのもきついのでそこから釣ることにした。大きな岩とそれによって作られる流れ、底までくっきりと見える澄んだ水、まさに山岳渓流だ。こういう風景を見るともう道志には戻れないかもしれない。
 実際にここで釣ったのは数百メートルあるがどうかの短い区間だったが、さきほどの脇の渓での出来事よりも更にビックリすることを体験した。どこからともなくフライに出てきたイワナが、そのままフライを咥えて底に戻っていく姿。こんなに疑いを持たないでフライに出るなんて... もう釣りなどどうでもよくなるくらいの言葉では言い表せない感覚。
 
 しばらくしてキャンプ場に戻り、木陰にイスとバーナーを出して遅めの昼食をとった後シャワーを浴びてのんびりと休息。下流に戻ってイブニングをするつもりだったのが、ここまでで疲れてしまい一度脱いだウェダーをもう一度履く気にならなかったのでそのまま帰路へ。
 今回は大きなサイズは出なかったが、6尾のイワナに遊んでもらうことが出来た。今までの中でも最高に気に入った場所のひとつになったのでぜひまた行きたい。気分は明日にでも。

場所によって色をちゃんと変えて同化しているイワナ。小さな体で大きなエルクヘア・カディスをしっかりと咥えている。

水深もほとんどないのに白泡の切れ目でヒット。こんな場所にはさすがに魚などいないと思ってキャストしたのでなかなか信じられなかった。

これが間違えて釣り上がった小渓。雰囲気はとてもいいのだが水量がほとんどない。キャンプ時の子供の水遊びには最高かもしれない。

こちらが釣ろうと思っていた渓。次回はもっと下流からちゃんと釣り上がってみたい。山の緑と岩の白が最高のコントラスト。

足首から下は水の中にあるのに、水面が揺れてなければきっとわからないほど綺麗な水。上の写真もそうだが実際の透明感がなかなかうまく撮れていないのが残念。

フライを咥えたまま底に戻っていったイワナ。こういう魚といつも遊びたいものだが...次は福島遠征しかないかも。

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